幸町在住 恵良満さん パデル世界シニア大会に出場中  スペインで20日まで開催 茅ヶ崎市

佐藤光市長を訪問した恵良さん(右)

幸町在住の恵良満さん(55)が4月15日から20日まで、スペインで開催されているパデルの年齢別世界大会「FIPシニアワールドパデルチャンピオンシップ」に出場している。

パデルはテニスとスカッシュの要素をあわせたニュースポーツ。現在90カ国で2500万人が、国内でも3万5000人がプレーしており、将来の五輪種目も有力視されている。

同大会には世界22カ国の35歳から55歳までの選手が5歳ごとのカテゴリーで出場。恵良さんは50〜55歳の部に団体戦と個人戦(ペア)にエントリーされている。

小学4年生からテニスを始め、ジュニア時代には県内大会を4連覇。インターハイにも出場した恵良さん。2022年4月、県内唯一の専用施設として香川にオープンした「茅ヶ崎パデルクラブ」の支配人・コーチを務めることになったことをきっかけにパデルを始めた。テニスよりもコートが小さく、周囲のガラスや金網に当たったボールも返球できるため「どんなパワーボールでも簡単に打ち抜くことはできない。緩急や回転など戦略性が重要となるのが魅力」と語る。

施設開業後はコーチ業が忙しく、選手としてはなかなか活動できなかったが、24年にシニアの世界大会が開かれることを知り、一念発起。専門のコーチも招くなど準備を進めてきた。

その成果が発揮されたのが昨年11月、世界大会の予選を兼ねて開催された全国ベテランパデル大会。50歳以上の部に村上理央さん(荏原湘南スポーツセンター)とのペアで出場して優勝し、日本代表に選出された。

8日には佐藤光市長を訪問し出場を報告。「自分たちのプレーが世界でどれくらい通用するのか楽しみ」と意気込んだ。

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