登山女子「おやつ」のウキウキ話! 山ビールのあて&夏の「神スイーツ」ほか、全9品レポ

縦走の際に準備する、おやつのお弁当箱(撮影:兎山 花)

絶景もいいけれど、筆者にとって「おやつ」も登山の楽しみのひとつ。普段は「もうこれでやめておこう」と自分に言い聞かせながら食べるおやつも、山ではカロリーを気にすることなく、罪悪感なしで食べられるので幸せだ。

登山女子は普段どんなおやつを山で食べているのか。今回は山で食べたい、山でシェアして喜ばれるおすすめのおやつを9つ紹介する。

■山に泊まるときは必ず持参! 山でも家でも食べたいおやつはコレ

「チップスターうすしお味」は、高確率で山に泊まるとき必ず持っていく。理由はひとつ、大好きだから! バックパックのドリンクポケットに入れておくと、立ち休憩のときもサッと食べられる。長い登りでテンションが下がったとき、絶景を見て感動したとき、山のおともはチップスター。どこで食べても同じ味は安心感がある。

●チップスターSうすしお味
ヤマザキビスケット株式会社
45g 236kcal

■夏場、熱い視線が集まる! キンキンに冷えたゼリー丸ごと1個

重たかったけれど、持ってきてよかった! と思うおやつが「ゼリー」。夏場、暑さのため食欲が落ちることが多々ある。パンやおむすびが喉を通らないときもゼリーなら食べられるので、夏は凍らせたゼリーを丸ごと1個保冷バッグに入れて山に持っていく。

凍ったゼリーは保冷剤代わりにもなり一石二鳥。食べる前にまず首筋や手のひらをゼリーで冷やしてから食べるのがおすすめだ。

凍ったゼリーを丸ごと一個食べていると、周囲から熱い視線が注がれる。余分に持っていき山で配ると、もはや神様扱いだ。

●PURE 厳選果実ゼリーミックス
株式会社たらみ
270g 190kcal

●とろける味わいご褒美ピンクグレープフルーツ
株式会社たらみ
200g 123kcal

●蒟蒻畑 白桃味
株式会社マンナンライフ
25g(1個)あたり25kcal、12個入り

■1袋食べたらもう1袋食べたくなる! 必ず2袋持っていくおやつ

おかきを食べてホッとするのは、日本人特有のものだろうか。午後、下山のとき無性に食べたくなるのがおかきだ。カリカリとした食感と醤油の香りが、疲れた体を癒してくれる。

「味ごのみ」は1袋で7つの味を楽しめるのがよい。登山中だけでなく、下山後一息つきたいとき、仲間とのおやつ交換にもちょうどよいサイズのため、筆者は2袋持っていく。

●味ごのみ
株式会社ブルボン
18.4g(小袋)あたり88kcal、6袋入り

■山で、ビールのあてにシェアしたら必ず喜ばれるおやつ!

山小屋泊やテント泊のときに、必ず持っていくのが「サラミ」。宿泊地に到着しても、夕ご飯にはまだ早い。そんなときにサラミはちょうどよい。塩気があるので食欲もそそられ、歯応えがあるので満足感も得られる。たんぱく質も補給できる万能なおやつだ。

またビールで乾杯するとき、おつまみとしてシェアすると必ず喜ばれる。ビールとサラミの組み合わせは鉄板だ。

●黒胡椒サラミ
株式会社 ヤガイ
45g 207kcal

●一度は食べていただきたい粗挽きサラミ
株式会社なとり
30g(小袋)あたり133kcal、2袋入り

■関西にしか売っていないって本当? 関西人のソウルフードは山のおやつにも

魚肉ソーセージもよいけれど、関西人なら「ポールウインナー」だ。豚肉やマトン、牛肉が原材料となっており、1本でたんぱく質が4.4kcal補給できる。手軽にたんぱく質がとれるため、アルプス縦走などに必ず持っていくおやつだ。

そのまま食べるだけでなく、山メシの食材としても使える。包装が薄いのでゴミもかさばらず、オレンジ色の包装は手で簡単に開けられるので、小腹が空いたときのおすすめおやつである。

筆者が住む関西のスーパーではよく見かける定番の品だが、関東では見かけないという噂も聞く。真相はいかに!?

●ポールウインナーソーセージ
伊藤ハム米久フーズ株式会社
29g(1本)あたり72kcal、10本入り

■「今日の登山はハードだよね」ってときは必ず持っていくおやつ

ハードな登山になりそうなとき、必ず持っていくのが「おもち」。しんどい登りが続くときや、集中力がいる場所を通過するとき、筆者はおもちを食べる。おもちを食べるとなぜかパワーが出るのだ。これは筆者だけでなく、山仲間もよく言っている。

定番は「かしわもち」、春は酸っぱいと甘いを同時に楽しめる「いちご大福」がおすすめだ。筆者の山仲間には、伊勢名物の「赤福餅」を山で一箱食べる強者もいるから驚きだ。

●杵つきかしわ餅
株式会社富田屋
1パック3個入り、410kcal

■ザ定番! やっぱり外せない、山でお馴染みのおやつ

なんだかんだ言っても、山の定番おやつはやっぱり「ミックスナッツ」。カリカリとした食感がよく、少々湿気ても気にならない。

小袋ひとつで、エネルギーが146kcl、たんぱく質も4.7g摂取でき、栄養価も高い。登山で欠かせない万能おやつだ。

●ミックスナッツ
共立食品株式会社
25g(小袋)あたり146kcal、10袋入り

■集中したいときにNo.1! キャッチコピーそのまんま、クセになる山でおすすすめマイブームなおやつ

最近のマイブームおやつが「タフグミ」、疲れているとき、山仲間から一粒もらって、クセになる弾力とパンチのある酸味に衝撃を受けた。登りが続くとき、口に入れて酸っぱさと弾力を噛み締めながら歩くと、歩くことに集中でき、辛さも和らぐ 。

一袋で「コーラ」「エナジードリンク」「ソーダ」の3つの味が楽しめる。最近では、山に持っていく定番おやつになっている。

●TOUGH GUMMY タフグミ
カバヤ食品株式会社
100g 319kcal

■チョコレート以外にもある、高カロリーで濃厚! 健康的なおやつ

登山中にバナナを食べたくなることがあるが、生のバナナは重たいし、傷みやすい。また、バナナの皮の処分にも困る。そんなときにおすすめなのが「バナナチップ」。手軽で、生ごみも出ず、むしろ生のバナナよりも香りが芳醇だ。

持ち運びには、焼酎の空き容器が便利。高カロリーなので、素早くエネルギーを補給したいときにもおすすめのおやつである。

●濃密バナナ
株式会社MDホールディングス
100gあたり 526kcal

■山では好きな「おやつ」を食べよう

山ではおやつも楽しみのひとつ。どんなおやつを持っていこうかと考えるだけで、登山の楽しみが増える。楽しみながら、登山に必要なエネルギーが補給できるので、ぜひ大好きなおやつを山に持っていこう。

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