海斗(赤楚衛二)は眠らされていた!?そしてわずかに明かされる郁弥(錦戸亮)の過去<『Re:リベンジ』第2話完全版>

『Re:リベンジ-欲望の果てに-』第2話完全版

父・天堂智信(光石研)の葬儀の日、何者かに襲われて意識を失った天堂海斗(赤楚衛二)。山奥の診療所で目を覚ましたのは、それから5ヵ月後だった。

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恋人・朝比奈陽月(芳根京子)に電話をかけるも拒絶され、職場である出版社へ赴くと、既に解雇されていた。上司の薮田(町田悠宇)には「メール一本で勝手に辞めやがって」と叱責され、説明しようとするが耳を貸してもらえない。

海斗は、智信が理事長を務めていた天堂記念病院へと向かう。ここで看護師として働く陽月に会いに来たのだ。

しかし、伯母である天堂市子(余貴美子)に「病院に二度と足を踏み入れないで」と言われ、陽月にも「今さら何なの」と取り合ってもらえない。

一方、理事会議室では新たな体制が発表され、市子が新理事長に就任していた。

海斗と紗耶は真相解明に動き出すが…

アパートに戻った海斗は留守番電話を確認する。そこには陽月からのメッセージが何件も入っており、最後に「鍵はポストに入れておきました」というメッセージで再生が終わった。打ちひしがれる海斗。

そこに、出版社の後輩記者・木下紗耶(見上愛)が訪ねてきた。海斗の話を聞いて半信半疑ながらも「先輩の言うことが本当なら、ずっと眠っていたことを証明しないと」と言う紗耶。海斗は、医者に話を聞くために紗耶とともに診療所へと向かう。

数時間かけて着いた診療所には誰もおらず、今朝まで寝ていたはずのベッドすら無くなっていた。落ちていた点滴の袋はラベルが二重になっており、強力な麻酔薬の名前が。さらに、この診療所は20年以上も前に閉鎖していることが判明。海斗はここで治療を受けていたのではなく、意図的に眠らされていたのかもしれないと知り…。

智信の墓参りに行った海斗は、智信の秘書だった高村実(利重剛)に声をかけられた。

海斗の話を聞いた高村は、病院の権力争いに巻き込まれたのかもしれないと話す。海斗が目を覚ました日は、新しい理事会が発足した日だった。誰かが、海斗が理事になるのを阻止するために眠らせたのか?

郁弥と智信に“ある”つながりが!

紗耶は海斗に頼まれ、新しい理事会の名簿を手に入れる。新しく理事になった3名の中に、入院中の智信を担当していた大友郁弥(錦戸亮)の名前が。海斗は彼が赴任してきてすぐに智信が亡くなり、自分が襲われたことに気づく。

海斗は市子の息子で天堂記念病院の広報部に勤める天堂佑馬(青木柚)に接触し、郁弥について尋ねる。佑馬によると、郁弥を病院に呼んだのは智信だという。智信は、海斗と郁弥の2人に新病棟のプロジェクトを任せるつもりだった。

さらに、智信と郁弥は昔から繋がりがあったと噂されているという。

海斗と紗耶は、郁弥が少年期を過ごした児童養護施設へ赴く。施設長によると、智信は郁弥の母親の執刀医だった。手術の甲斐もなく母親は亡くなり、郁弥は施設へ。それ以来、智信は施設を毎月訪れていた。中学生になった郁弥はその事実を知り、医師を目指し始めたという。

その頃、病院の理事会室では新病棟プロジェクトについての会議が開かれていた。

郁弥は、病院の財政のために新病棟を心臓血管外科センターから予防医療センターへ変更するべきだと訴える。理事からの反対意見に対し、この案は会長である天堂皇一郎(笹野高史)の承認を得ていると話す郁弥。

海斗は、施設に保管されていた郁弥の写真の中に、幼い自分が写っているのを発見。海斗には記憶がないが、理事の座が約束されている海斗を郁弥が邪魔だと考えても不思議ではない、と考える。

智信のカルテが改ざんされていた!?

海斗は病院の駐車場で郁弥を待ちぶせ。郁弥に幼少期の写真を差し出し、智信との関係について追求するが、郁弥は一切取り合わず自分の車に乗り込む。

同じころ、紗耶は智信を担当していた看護師から話を聞き、智信が殺されたかもしれないという情報を得ていた。

死亡直後のカルテにあった心電図の急激な変化が、後日確認すると正常な波形に書き換えられていたのだ。心電図の急激な変化はカリウムの投与直後に出やすい。看護師はその際すぐ近くにいた医師に確認したが「誰にも話すな」と口止めされたという。その医師は郁弥だった。

紗耶から電話で話を聞いた海斗は、急発進した郁弥の車を追う。

車が停車すると、そこに陽月が乗り込んできた。助手席に座る陽月にキスする郁弥。それを見つめる海斗…。

海斗は郁弥の正体を暴くため、皇一郎の元を訪ねて病院で雇ってほしいと願い出る。こうして、海斗は天堂記念病院で働くことになった…。

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