きょう19日(金)は、関東から西で青空が戻り、初夏のような陽気になっている。ただ、あす以降は西から天気が下り坂で、この日差しが貴重になる可能性がある。週末から来週にかけては、雨の日が多くなりそうだ。

関東から西で穏やか　初夏のような陽気

　きょうの午後も、午前中と同じような天気傾向が続く見込み。北日本や新潟は雲が多く、一部でにわか雨がある見通し。関東から西は、カラッと晴れて日照時間が10時間以上になりそうだ。最高気温も25℃前後と、強い地震があった高知で27℃など、西日本を中心に夏日が続出する予想。また北・東日本では引き続き強風が残るが、珍しく長期間観測された黄砂は次第に薄まりそうだ。ただ、念のため、注意したい。

たっぷりの日差しはしばらくお預けに

　このたっぷりの日差しは貴重になるかもしれない。あすから来週にかけては、列島を次々と前線を伴った低気圧が通過する見通し。天気が完全に回復しないまま、次の前線や低気圧が接近する。あすは、関東や東海を中心にまだ日差しがしっかりと届くが、西から次第に天気が崩れ、今週末からしばらくは、全国多くの所でたっぷりの日差しが期待できない。

　天気の崩れるタイミングとしては2回。あす(土)～あさって(日)と22日(月)～25日(木)になりそうだ。1回目は、あす(土)午後、西日本で、あさって(日)は東日本でも天気が崩れ、九州や強い地震があった四国を中心に雨が強まるおそれがある。風も強まるため、横殴りの雨になる所もありそうだ。

　2回目は、今のところ22日(月)に西日本で、23日(火)は東日本でも、24日(水)は北日本でも雨が降る見込み。25日(木)は北日本ではまだ雨が残る見通しだ。雨の日が多くなるが、強い地震があった地域では、少しの雨でも土砂災害などに注意したい。
（丸田絵里子）