エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ

ベントレー コンチネンタルGT/GTC PHEVのプロトタイプ(スクープ写真)

ベントレーの2ドアクーペ/コンバーチブルもついにプラグインハイブリッド(PHEV)化される。『コンチネンタルGT』『コンチネンタルGTC』の改良に合わせて投入されるPHEVのプロトタイプをスクープした。

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フィンランド山中で捉えたコンチネンタルGTとコンチネンタルGTCのプロトタイプ車両は、最新のヘッドライトを備えて進化したフロントエンドを備えている。新設計されたフロントグリルにはADAS系センサーが備わり、バンパーはよりスポーティに、さらに水平基調のアクセントを備えたコーナーエアインテークも見てとれる。

リアセクションは大きく変わっているようには見えないが、水平バーを組み込んだ最新のテールライトが変更点だ。またバンパー、マフラー形状も新デザインとなっている。

注目はリアウィンドウやトランク、内装ではセンターコンソールに見える黄色いステッカーだ。これは電動化車両を示すもので、このプロトタイプが『ベンテイガ』や『フライングスパー』のようなPHEVシステムを搭載していることを示唆している。

ベントレーの代名詞である6.0リットルW12エンジンはこの4月に生産終了となる。その後を担うのが、4.0リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVであると考えられている。同様のシステムはポルシェ『パナメーラ』でも採用されているが、最高出力は670ps以上と予想される。

ベントレーは、2030年までに全ラインアップをEVにする計画で、現ラインアップのライフサイクルに合わせ電動化を進めていく。初のEVは2026年末ごろに登場予定だ。最後のICE(内燃機関)搭載モデルとなるであろうこのコンチネンタルGT、コンチネンタルGTCのアップデートは、2024年後半になるとみられる。

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