陸上日本選手権男子1万メートルに日本記録保持者の塩尻らがエントリー 日本歴代10傑中、7選手が出場

 塩尻和也

 日本陸上連盟は19日、今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねて行われる日本選手権(5月3日、静岡スタジアム)10000メートルの出場選手が決定したと発表した。

 男子では前回大会で27分09秒80の日本新をマークした現日本記録保持者の塩尻和也(富士通)、日本歴代2位・太田智樹(トヨタ自動車、静岡県出身)、同3位・相沢晃(旭化成)がそろってエントリー。同4位・田沢廉(トヨタ自動車)、同6位・羽生拓矢(トヨタ紡織)、同7位・小林歩(NTT西日本)、同9位・田村和希(住友電工)もエントリーし、日本歴代10傑のうち7人が集結するとした。

 女子は広中璃梨佳(JP日本郵政G)、高島由香(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)、五島莉乃(資生堂)の前回大会上位4選手が出場予定。男女を通じてただ一人、パリ五輪参加標準記録(男子27分00秒00、女子30分40秒00)を上回る自己記録を持つ広中は昨年の世界選手権で7位入賞しており、今大会で参加標準記録を突破すれば即時内定となる。他の選手も今大会で優勝し、かつ参加標準記録を突破すれば内定する。

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