刈谷市立依佐美中学校、防災力とデジタルリテラシー育成に向けデジタル防災・防犯プログラム「デジ防マップ」の実証実験を開始

RainTechは、愛知県の刈谷市立依佐美中学校において、子どもたちの防災力とデジタルリテラシーの育成を目的として、同社が提供しているデジタル防災・防犯教育プログラム「デジ防マップ」の実証実験を行うことを、4月18日に発表した。

防災や防犯による不安に対し、行政はさまざまな方法で人々を支えている。一方で、気候変動によって自然災害が増加し犯罪や事故が多様化する中、行政の対応だけでは限界を迎えつつあり、一人ひとりの防災・防犯力向上の必要性が増している。自然環境・社会環境が目まぐるしく変化する世界で生きていく子どもたちは、デジタルを活用してさまざまな課題を解決していく力をつけることが特に求められている。

今回の実証実験は、デジタルを活用した防災・防犯教育プログラムである「デジ防マップ」を通じて、子どもたちのデジタル活用力、防災力、課題解決能力、表現力など、新しい時代を生きるために必要な力を高めることを目的として行われる。

実施場所は刈谷市立依佐美中学校および学校周辺で、参加者は刈谷市依佐美中学校の1年生(239名)。期間は4月~7月で、実施スケジュールは以下の通り。

  • 4月24日:防災講習会(講師:国立浜松医科大学 近藤誠人特任助教)
  • GW期間中:自分のまわりの防災情報集め
  • 5月10日:デジ防マップ中間発表会(個人発表)
  • 5月23日:デジ防マップ講習会
  • 5月24日:チームで街探索の計画作り
  • 5月28日:街探索して防災情報集め(デジ防マップ作成)
  • 6月以降:デジ防マップ最終発表会(チーム発表)

「デジ防マップ」は、自分の住んでいるまちを舞台に、オリジナルの防災・防犯マップを作る地図作成アプリを使ったデジタル防災・防犯教育プログラム。専門家による講義(座学)と、ネット調査・街歩きでの実践(実技)を組み合わせたハイブリッド型を採用している。GIGAスクール構想で小中学生に配布されたタブレットを活用して、これからの子どもたちに必要な探究心やデジタル活用の知識、プレゼンテーション能力も同時に育める。

「デジ防マップ」アカウントの有効期限は1年間だが、教育プログラムが終わった後も写真・コメント投稿の機能は無料で使い続けることが可能となる。

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