【カヌー・スプリント】最大瞬間約20メートル 転覆も…パリ五輪予選兼ねたアジア選手権 強風で一時中断

強風によりスタートが遅れることが決まり、コースから引き上げる女子カナディアンペアの久保田愛夏(左)桐明輝子組

◆カヌー・スプリントアジア選手権(19日、東京・海の森水上競技場)

パリ五輪予選を兼ねた各種目の決勝が始まったが、強風の影響で一部種目の開始時刻が約4時間後ろ倒しになった。

会場付近の最大瞬間風速が20メートル前後に達する悪条件の中、競技は午前9時半に開始。男子カナディアンペア500メートルの橋本将都(サコス)永沼崚(永沼)組が2位、女子カヤックペア500メートルの細見茉弥(長野県競技力向上対策本部)浦田樹里(早大)組が4位でともに五輪出場を逃した。

その後も競技は続けられたが、五輪予選非種目の女子カヤックシングル200メートルでスタート直後に2艇が転覆。レース後関係団体が協議し、公平なスタートを切ることが難しいことなどを理由に、風が弱まる予報の午後3時20分まで中断を決めた。

東京五輪代表の久保田愛夏(ぎふ瑞穂スポーツガーデン)桐明輝子(福岡県スポーツ協会)=福岡県八女市出身=組が出場する女子カナディアンペア500メートルが午前11時5分から午後3時20分に延期。その後、水本圭治(チョープロ)棚田大志(吉本整形外科・外科病院)が臨む男子カヤックペア500メートルが行われる。

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