アルージ・アフタブ、「夜」をテーマにしたニュー・アルバム『ナイト・レイン』を発表

パキスタン出身で、現在は米ニューヨークのブルックリンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、アルージ・アフタブ(Arooj Aftab)が、「夜」をテーマにしたニュー・アルバム『ナイト・レイン』(原題: Night Reign)を5月31日(金)に発表します。アルバム収録曲「夜の女王」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。

「夜の女王」の原題「Raat Ki Rani」はパキスタンの国語であるウルドゥー語を欧文表記したもので、夜にしか咲かないジャスミンの花の名前であり、「夜の女王」という意味もあります。アルージはオートチューンを初めて使用し、その歌声はまさに「夜の女王」。ミュージック・ビデオは、映画『クリード』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズなどに出演する俳優のテッサ・トンプソンの監督デビュー作です。

「夜の女王」についてアフタブは、「美しいガーデン・パーティの中で、魅力、人を引き付ける力、カリスマ性を放つ人物の物語です。夜の女王との交流は考えられません。時には視線を交わすだけで十分、と思わなければなりません」と語っています。

アフタブは、2021年のアルバム『Vulture Prince』が注目され、グラミー賞で最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンスを受賞。グラミー賞を受賞した初のパキスタン人アーティストとなりました。2023年にはヴィジェイ・アイヤー、シャザード・イズマイリーとの共作『Love In Exile』をリリース。このアルバムも話題を呼び、グラミー賞最優秀オルタナティブ・ジャズ・アルバム賞と最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞の2部門にノミネートされました。

新作『ナイト・レイン』にはアイヤー、イズマイリーをはじめ、コーシャス・クレイ(fl)、チョコレート・ジーニアス、小川慶太、長年アフタブの音楽活動をサポートしているペトロス・クランパニスとメイヴ・ギルクリストらが参加しています。

Photo by Shreya Dev Dube

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