水原容疑者抜きでは「経験できなかった」 “営業”に転身した助っ人…二人三脚の日本時代

水原一平容疑者【写真:Getty Images】

元日本ハムのクロッタは現在営利保険の営業として働いている

2014年から2年間、日本ハムに在籍したマイケル・クロッタ投手は現在、米フロリダ州タンパエリアで営利保険の営業として働いている。日本を愛する助っ人は、大谷翔平投手(ドジャース)の元通訳で、銀行詐欺の疑いで訴追された水原一平容疑者から生活の術を学んだことを米スポーツ局「ESPN」のインタビューで明かしている。

2014年2月、日本に到着したクロッタは異国の知識はなく、日本で右腕を知る人もほぼいなかった。直後からサポートを受けたのが、当時日本ハムの通訳を務めていた水原容疑者。「2人いる通訳のうちの1人が毎日現れた。彼はクロッタに地下鉄の切符の買い方を教えた」と記事はいう。

また食料品店に連れていき、商品棚や通路の見方を説明。ラベルの読み方などを根気強く説明したことで「クロッタは『これの意味はこうだよ』という言葉は何度も聞いて、頭から離れないものになった」というほどだ。

当時、ともに29歳だった2人。水原容疑者の影響は強く「日本での生活をすごく楽しんでいたため、言語にもっと精通していたら日本に残り、球界で仕事を探していただろうと語った」と記事は言及した。そしてクロッタの「日本(での生活が)が好きだった。そしてイッペイ抜きでは経験できなかったであろうことがたくさんあったね」というコメントを紹介している。(Full-Count編集部)

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