マウイ島火災復興支援 沖縄ハワイ協会が寄付金贈る

山火事で甚大な被害を受けたマウイ島の復興を支援しようと、県内で集まった寄付金が現地の県人会に贈られました。

去年8月に発生したハワイ・マウイ島の山火事は、被害総額が8000億円以上に上るとされ、現在もおよそ6000人が避難生活を送っています。

沖縄ハワイ協会は18日、県内で集まった寄付金9千万円あまりを現地から来沖したハワイ沖縄連合会に贈りました。

沖縄ハワイ協会の大城浩(おおしろ・ひろし)会長は「戦後沖縄が復興の力を必要としているとき、豚が贈られてきた」とハワイと沖縄が支えあってきた歴史に触れ、寄附金の意義を強調しました。

ハワイ沖縄連合会・ブランドン仲宗根 会長
「(この寄付金は)チムグクル精神とイチャリバチョーデー精神が沖縄とハワイで今も受け継がれていることを物語っている」

ハワイ沖縄連合会・ジョン糸村 専務理事
「(移民により)世界に広がっても必ず戻ってきて互いに支え合う。沖縄の稀有な哲学ともてなしであり、それを私達が今も持ち続けていることを誇りに思う」

贈られた寄付金は地元の慈善団体を通して現地の復興支援に活用されるということです。

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