訪韓中国人観光客に人気のエリア、ソウル明洞を抑えた1位は?=韓国ネット「財布のひもが固くなった」

18日、韓国メディア・韓国経済は「かつて訪韓中国人観光客に最も人気のあるエリアはソウルの明洞だったが、現在は東大門のある光熙洞が中国人観光客の“聖地”となっている」と伝えた。写真は光熙門。

2024年4月18日、韓国メディア・韓国経済は「かつて訪韓中国人観光客に最も人気のあるエリアはソウルの明洞だったが、現在は東大門のある光熙洞が中国人観光客の“聖地”となっている」と伝えた。

記事によると、韓国では中国からの観光客数が回復傾向にある。コロナ禍後、国別訪韓外国人数1位はほとんど日本が占めていたが、昨年12月からは中国が1位となっている。

ソウル市の公共データのオンライン公開サイト「ソウルオープンデータ広場」の生活人口統計によると、3月に中国人の1時間当たりの平均滞在人口数1位を記録したのは光熙洞(2182人)だった。2位以下には明洞(2016人)、西橋洞(1735人)、傍花2洞(1406人)、新村洞(1349人)が続いた。

光熙洞は、東大門デザインプラザ(DDP)や東大門ファッションタウン、各種セレクトショップが集まるエリア。衣料品やアクセサリー、化粧品などを安価で大量に購入できるというメリットがあり、中国人観光客から注目を集めているとみられている。

東大門の観光案内ガイドは「最近中国人に道を尋ねられたり、ショッピング情報を聞かれたりすることが増えた」とし、「観光目的よりもショッピングのために韓国を訪れるケースが多いようだ」と話したという。

仁荷大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「中国の景気悪化により、中国の若い観光客はコストパフォマーンスに優れたものを購入、または安価なものを大量に購入する消費傾向を見せている」とし、「韓国製品は中国や他国の製品に比べてパッケージが華やかであり、質的にも優秀であるためコストパフォマーンスに優れている。中国人観光客は以前はブランド品や高価な製品を好む傾向にあったが、現在は消費傾向が変化し、中小企業の製品など、コストパフォマーンスに優れ、かつ韓国ならではのオリジナリティーのある製品を好む傾向にある」と分析したという。

これに韓国のネットユーザーからは「最近中国人観光客が本当に増えたと感じる」「だから最近は明洞が静かなのか」「韓国に来てお金を使ってくれる外国人は大歓迎」「中国人がたくさん来れば経済が潤う」などの声が上がっている。

また「中国人観光客の財布のひもが固くなったということ」「中国人はもう以前のようにお金を使ってくれない」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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