AGRIST、埼玉県の農業生産法人にキュウリ自動収穫ロボットを導入

by ドローンジャーナル編集部

2024年4月16日、AGRISTは、タカミヤの愛菜羽生農場がキュウリ収穫ロボットを2台導入したことを発表した。今回の導入により、収穫作業の効率化と収穫遅れをなくすことによるキュウリの品質向上を図る。

納品セレモニーの様子(4月15日)

キュウリは、全盛期には1日に2回収穫を行う必要があるほど成長が早く、収獲作業に大きな負担がかかっていた。AGRISTは、収穫時の人手不足を解消するため、独自開発の収穫ハンドを搭載したキュウリ収穫ロボットを2023年に開発した。

ロボットは地上走行式(レール)で移動し、1本100g以上あるキュウリを収穫ハンドでつかみ、優しくコンテナへ置く。10時間の連続稼働が可能なため、日中の暑さでハウスに人が入らない時間帯に収穫作業が行える。収穫スピードは0.3個/分。

また、遠隔操作機能により自宅にいながら収穫作業ができるため、外出することが難しい人でも農作業を行うことができる。

今後、茨城県常総市に2025年に新設する自社農場での展開を予定している。

「キュウリ収穫ロボット」仕様

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