ITTF男女ワールドカップ<4月15~21日/マカオ>
19日、女子シングルス準々決勝で張本美和(15=木下グループ/世界ランク12位)がディアス(23=プエルトリコ/同10位)をゲームカウント4-1で破り、準決勝に駒を進めた。
1回戦で世界3位の王芸迪(中国)を破った張本。ディアスには2023年のWTTコンテンダーマスカットで敗れており、リベンジを狙った。
A.ディアス PHOTO:Itaru Chiba
後陣からの巻き返しが得意なディアスに対し、張本はそのお株を奪うようなスーパープレーを第1ゲームから見せつつ、11-3で先制する。
2ゲーム目はディアスも打ち合いで粘り強さを発揮するが、終盤にカウンターとレシーブで点を取った張本が11-7でここも取る。
ストレート攻撃を交えてコースを突く張本は、ディアスを台から下げさせて第3ゲームも11-2で一気に奪うが、次は張本の球に対応したディアスの強烈カウンターを浴び、8-11で取り返される。
第5ゲームもディアスのプッシュ気味のバックハンドに手を焼きつつも、張本は相手のミドルへ食い込むロングサーブ、速い攻めで11-8とし、見事リベンジを果たした。
この試合の前に、兄・張本智和(智和企画)がベスト4入りを果たしており、兄妹そろっての4強入りを果たした。
<男女ワールドカップ 女子シングルス準々決勝>張本美和 4-1 ディアス(プエルトリコ)
11-3/11-7/11-2/8-11/11-8