さくらインターネット、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の拡張整備を発表

by 三柳 英樹

さくらインターネット株式会社は19日、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する経済産業省の認定を受けたと発表した。

同計画により、生成AI向けクラウドサービス「高火力」には、2024年3月に発表された最新の「NVIDIA HGX B200 システム」をはじめとするGPUが約1万基搭載され、合計約18.9EFLOPS(エクサフロップス)の計算能力が整備されるとしている。

また、さくらインターネットは、2023年6月にも「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する経済産業省の認定を受けており、計画を大きく上回る引き合いがあることから、前倒しで整備を実施しており、2024年6月末までに完了する予定としている。

さくらインターネットでは、AIに関わるコンピューティングリソースを安定供給確保することが、日本のデジタル社会を発展させるために必要不可欠と考え、今回の整備を決定したと説明。今後も高まるAI需要に応えられるよう、デジタルインフラ企業として社会の継続的な発展へ寄与していくとしている。

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