国民スポーツ大会、意義はあるが財政的に…最後の国体開催の鹿児島県・塩田知事「地元負担見直しを」

記者の質問に答える塩田康一知事=19日、県庁

 鹿児島県の塩田康一知事は19日の定例会見で、存廃の議論が起きている国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について、「地元の財政的な負担が大きい。見直しの議論をすべきだ」と語った。大会の開催には「スポーツ振興として意義がある。地域にも元気を与える」と理解を示した。

 国民スポーツ大会を巡っては、全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事が8日の会見で廃止論に言及しており、各知事からさまざまな意見が出ている。

 鹿児島県は2023年、最後の国体となった「燃ゆる感動 かごしま国体」を開催した。

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