「好奇心で」市役所トイレでドアの上から同僚を5回盗撮 男性職員(20代)を懲戒処分 山口・周南

山口県周南市は19日、男性用トイレで盗撮したとして、財政部の男性職員(20代)を停職3か月の懲戒処分にしました。男性職員は依願退職しました。

周南市によりますと、男性職員(20代)は1月30日午後0時40分ごろ、周南市役所本庁舎内の男性用トイレの個室にいた男性職員を、ドアの上からスマートフォンで撮影しました。被害にあった男性に見つかり、20代男性職員はその後、警察の事情聴取などを受けたということです。この件を含めて、去年から同じような行為を合わせて5回していて、いずれも市の職員が被害にあっていたということです。男性職員は「好奇心で始めた」と説明したということです。20代男性職員は、3月5日付けで周南区検に書類送検され、29日付けで不起訴となりました。

周南市では、信用失墜行為の禁止違反にあたるなどとして、4月19日付けで停職3か月の懲戒処分としましたが、20代男性職員はその日に依願退職しました。

藤井律子周南市長は「極めて遺憾で、深くおわびする。職員教育のさらなる徹底をはかり、信頼回復に努める」とコメントしています。

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