北京市の経済、1~3月は好調な滑り出し

北京市の経済、1~3月は好調な滑り出し

北京にあるシャオミのEV子会社、小米汽車の販売店で「SU7」を見る来店客。(3月28日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)

 【新華社北京4月19日】中国北京市統計局が18日に発表した同市の第1四半期(1~3月)の域内総生産(GDP)は物価変動の影響を除いた実質で前年比6.0%増の1兆581億4千万元(1元=約21円)となり、伸び率は前年通年を0.8ポイント上回った。産業3部門別の増加値(付加価値額)は1次産業が3.2%増の15億元、2次産業が7.3%増の1310億4千万元、3次産業が5.8%増の9256億元だった。

 農林畜産漁業の総産出額は実質で3.0%増の38億5千万元。アグリツーリズム・農村観光の観光客受け入れ数は13.6%増の延べ381万1千人、収入は0.8%増の7億1千万元だった。

北京市の経済、1~3月は好調な滑り出し

北京市東城区にある宏恩観内の店舗で飲み物を購入する観光客。(3月22日、北京=新華社記者/許芸潁)

 一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値は実質で7.5%増加した。重点業界のうち、コンピュータ・通信・その他の電子機器製造業は19.0%増、自動車製造業は15.2%増、電力・熱生産・供給業は10.6%増となった。

 3次産業の増加値は実質で5.8%増となった。うち情報伝送・ソフトウエア・情報技術サービス業は13.7%増の2379億2千万元、金融業は4.7%増の2197億元、リース・ビジネスサービス業は8.3%増の582億2千万元、交通運輸・倉庫保管・郵便業は12.0%増の243億8千万元だった。

 固定資産投資(農家除く)は13.6%増で、伸び率は1~2月を4.2ポイント上回った。ハイテク産業投資は高めの伸びを示し、うちハイテク製造業が28.6%増、ハイテクサービス業が37.0%増となった。

北京市の経済、1~3月は好調な滑り出し

北京市西城区にある国立蒙蔵学校旧跡で販売されているグッズ。(3月22日、北京=新華社記者/許芸潁)

 総消費額は5.8%増加した。うちサービス消費額は12.0%増加し、社会消費財小売総額は0.1%減の3553億1千万元だった。

 消費者物価は0.2%上昇、うち消費財価格は1.2%低下、サービス価格は1.7%上昇した。

 生産者物価は1.1%低下、うち仕入れ価格は1.4%低下した。

 都市部調査失業率は平均で4.2%と、前年同期より0.4ポイント改善した。3月単月は4.3%で、前月と横ばいだった。

 市民1人当たりの可処分所得は名目で5.2%増の2万2481元、うち都市部は5.0%増の2万4210元、農村部は7.1%増の1万1305元だった。

 市民1人当たりの消費支出は8.2%増の1万3034元、うち都市部は8.3%増の1万3938元、農村部は7.2%増の7190元だった。

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