メジャー出遅れの渋野日向子 不調長期化の懸念「しばらく苦労する」の指摘

渋野日向子

米女子ゴルフツアーメジャー初戦「シェブロン選手権」初日(18日=日本時間19日、テキサス州、カールトンウッズ・クラブ=パー72)、4オーバーの101位と出遅れた渋野日向子(25=サントリー)が、不調の長期化を懸念されている。

この日は特にグリーンを狙うショットが安定せず、スコアをつくれなかった。18ホール中わずか7ホールのパーオンは、確率にして38%にとどまった。2日目にスコアを伸ばさなければ、5試合連続予選落ちとなるのは確実だ。このままでは来月のリシャッフルもクリアできず、まだ序盤とはいえ、来季のシード復帰へも厳しい状況となってしまう。

昨オフから上田桃子や吉田優利らを指導する辻村明志コーチに師事して今季に臨んでいる中、ベテランツアー関係者は「新たな指導がハマれば、成績につながるだろうけど、スイングを見ていると、これまでとチェックポイントなどが変わっていく中で、習得まで苦労する感じがする」と指摘。正しい方向に進んでいたとしても、自分のものにするには、それなりの時間が必要なわけだ。

かねて器用さを評価されてきた渋野だが、今回はある程度の腰を据えて取り組むときがやって来たのか。近い将来の結果のためにも、今は耐える時のようだ。

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