ヤクルト・オスナが絶好調 今季は3年契約の最終年、燕党「絶対に手放すな」

◆ 1年目から3年連続規定打席到達の優良助っ人!

ヤクルトは18日、敵地・バンテリンドームでの中日戦に11-5で勝利。「3番・一塁」でフル出場したホセ・オスナ内野手(31)が、ダメ押しの3号グランドスラムを含む4安打6打点と大暴れした。

初回の第1打席では左前打を放ち、続く村上宗隆の先制2ランをお膳立て。2回の第2打席では2号ソロを左翼席へ運んだ。5回の第4打席では左中間突破の適時二塁打を放ち3安打目。三塁打が出ればサイクル安打となる9回の第6打席は、二死満塁で“サイクル超え”となる3号満塁弾を左中間席に叩き込んだ。6打数4安打6打点の大活躍でチームの連敗ストップに貢献。試合後「最高な日でした」と笑顔を見せた。

来日4年目も中心打者として存在感を示しているオスナ。ここまで全16試合にスタメン出場し、打率.328、3本塁打、12打点、OPS.936と打撃好調。本塁打と打点数は現在リーグ1位タイ、OPSは2位、打率は3位と各部門でランキング上位につけている。

同じく来日4年目で打率.321とこちらも好調なドミンゴ・サンタナとともに開幕からヤクルト打線を牽引。チームは故障者が相次いでいる影響もありここまで借金3と苦戦しているものの、元気な両助っ人の存在は頼もしい限りだ。

オスナは来日1年目を終えた2021年12月に新たにヤクルトと3年契約を締結。契約最終年の今季は200万ドル(約3億円)でプレーしている。昨季は一時離脱があったものの、1年目から3シーズン連続で規定打席をクリア。全力プレーを披露しながらケガにも強く、陽気な性格も含めファン人気は高い。

今季はここまで球界全体で「投高打低」の傾向が顕著で、他球団を見渡すとNPBへのアジャストに苦しんている新外国人野手は多い。一方でNPB経験者を揃えたロッテは、グレゴリー・ポランコとネフタリ・ソトの二人が揃って3割近い打率をマーク。チームもここまで貯金3のパ・リーグ2位と好スタートを切っている。

得点力に苦しむチームにとって、過去の安定した働きとケガに強いオスナはより魅力的に映るだろう。それだけにヤクルトファンからは「契約延長待ったなし」「早く複数年契約を!」「絶対に手放すな」など、早くも契約再延長を望む声が噴出している。

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