新光電工、前期業績見通し下方修正 半導体市況回復に遅れ

Hitoshi Ishida

[東京 19日 ロイター] - 新光電気工業は19日、2024年3月期の連結営業利益予想を350億円から248億円に下方修正した。IBESがまとめたアナリスト11人のコンセンサス予想の平均値は309億円だった。

半導体パッケージ用基板がパソコン、サーバー向けの需要低迷長期化の影響を受けたほか、半導体製造装置向けセラミック静電チャックも、米国による対中半導体輸出規制などを背景に受注が減少した。リードフレームも半導体市況低迷の影響を受け、売り上げが想定を下回る見込みとなった。

売上高予想は2300億円から2099億円に、純利益見通しは240億円から186億円に下方修正した。

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