今夏も積極補強へ?…アーセナル、前線強化に向けイサク&オリーズの動向を注視か

アーセナルがニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクとクリスタル・パレス所属のU-21フランス代表MFミカエル・オリーズに関心を寄せているようだ。18日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

昨年夏の移籍市場では総額2億ポンド(約383億円)以上を投じ、スペイン代表GKダビド・ラヤ(ブレントフォードからレンタル)、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、イングランド代表MFデクラン・ライス、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツを獲得したアーセナル。新戦力の適応もあり、プレミアリーグではマンチェスター・シティに「2」ポイント差で首位の座を譲っているものの、2年連続で熾烈なタイトルレースを展開している。

しかし、7シーズンぶりの参戦となったチャンピオンズリーグ(CL)では、ドイツ国内で不調のバイエルンに敗れてベスト8敗退。敵地『アリアンツ・アレーナ』にて行われたセカンドレグでは、スコアこそ0-1だったものの、90分間を通してなかなか決定的なチャンスを作り出すことができなかった。アーセナルのオーナーグループである「クロエンケ・スポーツ&エンターテイメント(KSE)」はこの敗戦を受け、チームのさらなるステップアップのためには、スカッドの大幅な強化が必要であると認識しており、今夏も昨年と同程度の補強資金を用意する可能性が高いという。

要補強ポジションの1つと見られているのがセンターフォワード(CF)で、現在はイサクへの関心を強めている模様。アーセナルは、2022年1月のニューカッスル加入前から同選手の獲得に興味を示していたが、現在も新たなストライカーの有力候補として動向を注視しているようだ。今シーズンここまで公式戦通算21ゴールを挙げているイサクの移籍金は、1億ポンド(約191億円)程度になる可能性が高いと報じられている。

また、ウイング(WG)の補強についても本格的に検討がなされているとのこと。かねてからウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表FWペドロ・ネトが獲得候補と報じられているが、アーセナルはクリスタル・パレスで活躍中のオリーズにも関心を寄せているようだ。同選手は今シーズン負傷に悩まされているが、ここまで13試合の出場で6ゴール3アシストをマーク。契約解除条項は6500万ポンド(約125億円)程度に設定されているという。

なお、CFについてはイサク以外にスポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュや、ライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコが獲得候補に挙がっているとのこと。契約解除条項は前者が8600万ポンド(約165億円)、後者が4270万ポンド(約82億円)程度と見られている。

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