ITTF男女ワールドカップ<4月15~21日/マカオ> 19日、男子シングルス準々決勝で戸上隼輔(22=井村屋グループ/世界ランク25位)が馬龍(35=中国/同4位)にゲームカウント2-4で敗れた。
リオ・東京五輪、さらに世界卓球のシングルスを3度制した、史上最高の卓球選手とも語られる馬龍。生きる伝説に対し、今大会で強敵を次々となぎ倒した戸上が襲いかかる。
かつて世界一のフォアドライブを誇った馬龍に対し、戸上は引き合いで勝つシーンも見せてまず6-2とリード。その後も前陣からバックハンドを連発して11-5で先制する。
馬龍 PHOTO:Itaru Chiba
2ゲーム目は馬龍にロングサーブで懐を突かれ、さらに長いラリー戦を落とし5-11で落とす。次は戸上が先に仕掛けてリードし、ミドルを攻めて11-7で取り返す。
だが、それでも馬龍。回転主体のチキータやフォアストレート攻撃などうまさを発揮し、戸上は第4ゲームを7-11で失う。さらに5ゲーム目も馬龍に振り回されて3-11で奪われる。
6ゲーム目も王者・馬龍に翻弄され、一気に0-7と突き放される。そのまま3-11でゲームを落とし破れた。
チウ・ダン(ドイツ)、アサール(エジプト)と難敵を破ってきた戸上だったが、熟練の35歳の前に屈した。
<男女ワールドカップ 男子シングルス準々決勝>
戸上隼輔 2-4 馬龍(中国)
11-5/5-11/11-7/7-11/3-11/3-11