北海道電力 ロボットによる設備点検の運用開始

北海道電力が火力発電所でロボットを使った設備の自動点検を始めました。 こちらがきょう報道陣に公開されたロボットです。石狩湾新港火力発電所1号機で今月15日から本格運用が始まりました。あらかじめ入力されたルートを自動で移動し、温度計や圧力計といった計器の数値を撮影したり、外観を撮影して監視用パソコンに画像を転送したりします。 

これによって、従来は3時間半ほどかかっていた1階部分の設備の点検業務を約30分短縮できるということです。またサーモグラフィーによる温度測定や油漏れの検知機能、モーター音に異常がないかを解析する機能なども備えていて、これらの点検業務についてもロボットに任せられるようデータ収集を進めています。 

北海道電力・天野氏「(導入の背景には)産業の担い手不足もある。ロボット導入で社会の持続的発展に貢献できれば」 

将来はほかの火力発電所などでも導入を目指したい考えです。

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