KK線につながる京橋エリア再開発事業で組合設立。ホテルや店舗が入居する新スポット2030年度竣工に向け

by 編集部:白江ちなみ

2024年4月19日 発表

KK線につながる京橋エリアの再開発事業において市街地再開発組合を設立

東京建物は4月18日、2017年から推進中の「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」において、市街地再開発組合を設立した。

同事業は、京橋と銀座の結節部に新たなにぎわい拠点を創り、街の広域的な回遊性強化を図るもの。

京橋駅と接続する地下歩行者通路と地下駅前広場を整備し、東京駅と行き来できる地下ネットワークを拡充するほか、東京高速道路(KK線)を廃止して遊歩道へと再生する「Tokyo Sky Corridor(東京スカイコリドー)」につながる空間と開放的な屋内広場を整備する。

また、西京橋ビル・東京橋ビル・新京橋ビルの上部空間を緑豊かな歩行者空間にリニューアルし、地上からTokyo Sky Corridorまで縦動線を確保する。

敷地面積は約6820m2、延床面積は約16万4900m2。建物は地下4階・地上35階の約180mで、ホテルや店舗、駐車場が入居するほか、災害発生時における帰宅困難者の一時滞在のスペースや防災備蓄倉庫も設けられる。

同社は今後、再開発組合の一員としても事業に参画していく方針。なお本体工事着工は2026年度、竣工は2030年度を予定している。

にぎわいを創出する歩行者滞留空間の整備イメージ
開発地の位置図

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