加藤和彦トリビュートコンサート、7月に京都と東京で開催!

不世出の音楽家、加藤和彦(2009年没)のトリビュートコンサートが、加藤の出生地である京都(7月10日)と、東京(7月15日)で開催される。 1965年にザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとしてデビューした加藤和彦は「帰って来たヨッパライ」(1967)の大ヒットの後、1969年からソロ活動をスタート。1971年には北山修と「あの素晴しい愛をもう一度」をリリースし、同年、サディスティック・ミカ・バンドを結成。「タイムマシンにおねがい」(1974)等を発表し、UKツアーも敢行。バンド解散後にソロ活動を再開させ、並行して他アーティストへの楽曲提供やプロデュース、映画音楽制作、三代目市川猿之助のスーパー歌舞伎の音楽を担当するなど、その活動は多岐に渡った。 今年は日本のロックの金字塔に輝くサディスティック・ミカ・バンドの名盤『黒船』(1974)がリリースされて50年。コンサートでは同アルバム収録楽曲や、高橋幸宏や坂本龍一らが参加したヨーロッパ3部作と呼ばれる『パパ・ヘミングウェイ』(1979)、『うたかたのオペラ』(1980)、『ベル・エキセントリック』(1981)に収められた曲を中心に、オールタイム楽曲が演奏予定。出演アーティストは近日、発表予定。

また、5月22日にはザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンド、ソロ作品のほか、プロデューサーとしてかかわった数々の楽曲を収録した2枚組CD『The Works Of TONOBAN ~加藤和彦作品集~』がリリースされ、5月31日にはドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』が劇場公開される。

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