山本由伸が〝因縁〟のメッツ戦に先発 米メディア「彼がドジャースを選んだ唯一の理由は大谷翔平」

大谷翔平(左)と山本由伸

ドジャース・山本由伸投手(25)が19日(日本時間20日)に5度目の先発マウンドに立ち、メッツを迎え撃つ。ここまで4試合で1勝1敗、防御率4・50。16回を投げて13安打、8失点だが、ここ3試合は3失点に抑えて19奪三振と本来の投球を取り戻しつつある。

しかし、相手はオフにドジャース、ヤンキースと最後まで山本獲得に執念を見せていた〝因縁〟のチーム。昨年12月にはオーナーのコーエン夫妻の自宅に招いて手厚くもてなし、条件面もドジャースと同じく12年総額3億2500万ドル(約465億円=当時)を提示して決断を待ったが、山本が選んだのは日本人の多い西海岸で大谷翔平先輩のいるドジャースだった。

メッツ幹部の無念さは想像に難くなく、逃がした魚に返り討ちにされるわけにはいかない。米メディアもこの一戦に注目しており「メッツは初めて3億2500万ドルを断った投手を見ることになる」(ニューヨークポスト)、「メッツはシーズン中の目覚ましい逆転を継続することを目指す」(BVMスポーツ)、「山本がメッツを断った唯一の理由は大谷とプレーしたかったから。ずっとファンだったドジャースになりたかった。メッツは彼を倒したいと思っている」(CBSスポーツ)。

ドジャースは12勝9敗でナ・リーグ西地区首位、メッツは10勝8敗で東地区3位だが、4連勝中と勢いに乗る。3連戦の初戦で山本がストップをかけられるか。

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