悪天候の際は観光客へツアーなどへの参加見合わせ要請など新たな安全対策を発表 知床沖観光船沈没事故受け

知床沖での観光船沈没事故からまもなく2年を迎えます。斜里町などは悪天候の際にはツアーやトレッキングへの参加見合わせを観光客に要請するなどとした新たな安全対策を発表しました。

おととし4月の知床沖での「KAZUI」沈没事故を受け斜里町などは、観光船やトレッキングなど体験型観光の事故を防ぐための協議会を立ち上げ対策を検討してきました。19日発表された最終報告には、観光事業者らで構成するリスクマネジメント事務局を立ち上げることが盛り込まれました。

事務局は警報が発表されるなど悪天候が予想される際に観光客に対しツアーなどへの参加を見合わせるようホームページなどを通じ要請します。さらに、道の駅などで旅行保険の加入を促すなど地域全体で万が一への備えを充実させるということです。

今後、準備を重ねなるべく早い時期に事務局を立ち上げたいとしています。

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