攻撃性強く危険なヒアリを約4000匹確認 福岡市・博多港 集中的な防除実施で4月の調査では個体確認されず

2023年11月、福岡市の博多港で「要緊急対処特定外来生物」の「ヒアリ」が見つかった問題で、環境省などが継続的に防除を行った結果、ヒアリは確認されなくなったと発表しました。

2023年11月に福岡市でヒアリを確認継続的な防除を実施

福岡市東区のアイランドシティにあるコンテナヤード付近では、2023年11月16日にヒアリ1匹が確認されました。

同月の追加調査では、コンテナヤード外側のフェンス沿いで約300匹のヒアリが見つかっていました。

その後、環境省と防除事業者が定期的に殺虫成分の入ったエサを置いてアリの数を減らしたうえで、3月には巣に直接殺虫剤を散布。

累計で4000匹のヒアリを確認し駆除4月の調査では確認されず

これまでに確認された働きアリ約4000匹、女王アリ約30匹、雄アリ2匹を駆除しました。

4月17日に実施された調査では、周辺でヒアリは確認されなかったということです。

攻撃性が強いヒアリ発見しても触らないよう呼びかけ

ヒアリは攻撃性が強く、刺されるとアナフィラキシーショックを起こすおそれがあるため、市や環境省は発見しても触らず、環境省や区役所などに連絡するよう呼びかけています。

※環境省ヒアリ相談ダイヤル0570ー046ー110(午前9時~午後5時)

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