舘ひろしさん、柴田恭兵さんが横浜のパレードに! 「あぶない刑事」公開で、市は「地元」盛り上げへタイアップ

プロデューサーの近藤さん。神奈川大学の講座は即日完売だったという=同大みなとみらいキャンパス

 横浜を舞台とする映画「帰ってきたあぶない刑事(デカ)」が5月24日に公開される。1986年にテレビドラマが放送開始された人気シリーズで、劇場版最新作から8年。前作が最後と言われながら再び公開の運びとなった。主演の舘ひろしさん、柴田恭兵さんは、3日開催の「ザよこはまパレード」に登場することが決定。市はタイアップ企画を通じて機運を盛り上げ、地域活性化につなげたい考えだ。

 「あぶデカ」は、横浜にある架空の警察署「港署」を舞台とした刑事ドラマ。刑事のタカ(舘さん)とユージ(柴田さん)を中心に繰り広げる軽妙なトークや激しいアクションが人気を集めてきた。

 今回の作品では、定年退職後にニュージーランドで探偵をしていた2人が横浜へ帰ってくる。旧知の女性が行方不明となり、捜索する一方で連続殺人事件が発生─というストーリー。

 「古いものと新しいものが融合したダイナミックな街。ここまで作品が支持されてきたのは、異国情緒あふれる雰囲気や横浜が持つ物語性によるところも大きい」。制作プロダクション、セントラル・アーツ(東京都)のプロデューサー近藤正岳さんは、横浜の魅力についてそう語る。

 映画の公開に合わせて誘客を図ろうと、市は「ロケ地横浜を巡ろうキャンペーン」(5月15日~6月30日)を展開する。歴代の作品に登場した施設を紹介するロケ地マップを7万枚作成。市内の観光施設や商業施設などで配布する。期間中にマップを持参し、対象店舗で500円以上の会計をした人にはオリジナルステッカーを進呈するという。

 市役所1階アトリウムの大型ビジョンでは4月19日、舘さん、柴田さんからのメッセージと映画の予告映像の放映がスタート。大型連休中の「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」には2人がキャストとして登場し、イベントを盛り上げる予定だ。  

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