値上げする外食企業の数が去年に比べて半減することがわかった。
帝国データバンクによると、上場する外食企業100社のうち、今年値上げを行う企業の数は26社となり、全体の3割にとどまるという。
2023年の49社から半分に減る結果となり、値上げの勢いは鈍化傾向にある。
値上げする26社のうち、17社が前年に続いての値上げとなり、深夜料金や地域によって価格が変化する「変動価格」を導入する店もみられた。
値上げの要因は、食材などの原材料費の高騰や人手不足を食い止めるための賃上げの影響が目立った。
ただ、客足は前年を上回る水準で推移していることから、帝国データバンクは「一定の値上げを許容する動きが広がっている」と分析している。