ガザ地区での戦闘が続く中、パレスチナの国連正式加盟に向けた決議案が、国連安全保障理事会で採決にかけられたが、アメリカの拒否権によって否決された。
パレスチナは、現在国連総会などで投票権がない「オブザーバー国家」と位置づけられていて、ガザ地区での戦闘が続く中、パレスチナを加盟国として認めるかどうかの協議が4月、13年ぶりに安保理で再開されていた。
18日に行われた採決では、日本を含む12カ国が決議案に賛成したものの、アメリカは「パレスチナの国家化は、当事者間の直接交渉によってのみ実現する」とイスラエルの合意の必要性を主張し、拒否権を発動した。
また、イギリスとスイスが棄権した。