鳥取砂丘「砂の美術館」フランス編が4月19日スタート!砂でできたヴェルサイユ宮殿が現れた…!|鳥取市

鳥取県が誇る鳥取砂丘の新たな観光名所として、2012年に誕生した「砂の美術館」

砂と水だけで作る「砂像」を専門にした屋内型の施設としては世界初の施設として誕生した場所です!

砂の美術館第15期展示が2024年4月19日スタート!

ここで、2024年4月19日から始まったのが、「砂の美術館~砂で世界旅行・フランス編~」
2024年はパリ五輪も開催される注目の場所です。

幅22メートルの巨大な「ヴェルサイユ宮殿」

幅22メートル、高さ5メートルの巨大作品!

今回の作品の中で、最大の作品が世界遺産にも登録されている建築「ヴェルサイユ宮殿」
建物の細かな装飾まで表現され、こんな細い部分が砂だけで作っているのに崩れないんだ…と不思議になります。

ヴェルサイユ宮殿の前方にいるのは、フランスの英雄「ナポレオン」
一人一人の表情、服のドレープ…。建築物の直線的な表現とは違い、柔らかさが砂で表現されています。

小説の世界観を砂像で表現「ノートルダム・ド・パリ」

ノートルダムの大聖堂を舞台にした小説「ノートルダム・」。

大聖堂のように直立する砂像は、崩れるリスクが大きく、とても難しいものなんだそう…!

大聖堂の横面には、小説の登場人物たちの姿が。
作品の多くは、観賞用の通路と同じ高さの部分に作られていて、想像以上に近くで眺めることができます。
目の前でみると本当にその迫力に驚きますよ~!!

作っては崩されるはかない芸術「砂像」

2012年に誕生した施設なのに、新たな展示がスタートとは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、砂像ならではの理由があります。

実は砂の美術館の砂像は、作品として展示されるのは1シーズン(会期によって違いますが、1~2年ほど)で、その後はすべてが崩され砂に戻されていくのです。

そして、すべての作品を新たに作り直し、再び新たなテーマで作った作品の展示が始まる、というサイクルで続けられています。

今回の展示前にも、2024年の年明けから約3ヵ月間休館期間が設けられていました。
その間に前回の作品はすべて崩され、砂へと戻り…。

フランス編の砂像制作をした彫刻家たち

そして、世界中のプロの砂像彫刻家20人が集結し、今回の「フランス」をテーマにした作品を一から作り上げ、新たな美術館となって4月19日にオープンしたのです!

永遠に残らない芸術…と聞くと少しさびしさがあるような気もしますが、以前行ったことがあるな~という方も、何度でも新鮮な気持ちで楽しむことができる美術館でもあります!

フランス直輸入のグッズが並ぶミュージアムショップ

3階からは上からの目線で美術館全体を眺められます!

美術館は作品がある2階と、3階部分から鑑賞できますが、3階にはお土産がならぶミュージアムショップも!

フランスから直輸入したグッズが並び、なかなか日本ではお目にかかれない貴重なものもあるそうです!

コレクターもいるという
蚤の市で見つけた一点物のピンバッジ

これをお土産にしたら、フランス旅行に行ってきたんだな、と思ってもらえそうです。

フランスパン…型のボールペン## フランス編は2025年1月まで!

鳥取砂丘とフランスの魅力が一度に味わえるフランス編の展示は、2025年1月5日まで
鳥取砂丘から歩いてすぐの場所にあります。
屋内型の施設なので、鳥取砂丘に観光に来たけれど、天候が…というときにも、とっても頼りになる施設です。

大迫力で繊細な砂像の美しさをぜひ楽しみに来てください~!

開催情報

砂の美術館~砂で世界旅行・フランス編~
住所:鳥取市福部町湯山2083-17
会期:2024年4月19日~2025年1月5日
休館日:会期中無休
時間:9:00~18:00(入場は17:30まで)
入館料:一般800円、小中高生600円
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