大和市社協 成年後見の相談窓口開所 月2回、専門家も対応 大和市

利用を呼びかける酒井さん(左)と笠原さん

大和市社会福祉協議会(石井敏英会長)は市からの委託事業として、4月1日から成年後見制度に関する相談窓口として「大和市成年後見支援センター」(鶴間1の25の15・市役所第2分庁舎)を開所した。専門家の相談会実施などを通じて権利擁護を推進していく。

市社協は従来から成年後見に関する講座や研修などを開催していたこともあり、そのノウハウを活かして市の委託事業として相談窓口を担うことになった。それに伴い、従来より支援の幅が広がる見込みだという。

同センターの窓口を担当する市社協生活支援課の酒井優子さんは「センターを設けたことで、相談に来られた方のその後のフォローまで可能になった」と話している。

同センターでは市社協の職員が相談を受け付けているが、ほかにも「成年後見専門相談」として月2回、司法書士と弁護士を招いて相談会を開催していく。同課の笠原和子さんは「事前に制度の事を調べても、自分の家族と結びつけるのは難しいことが多い。お困りの際には、専門家への相談もご利用いただけたら」と呼びかけている。

来月の成年後見専門相談は5月9日(木)、15日(水)を予定。時間は各日午後1時30分〜、2時10分〜、2時50分〜(1枠30分)。相談は無料で事前予約制。予約は前日の午後5時までに電話。

(問)【電話】046・260・6005(同センター)

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