トーヨータイヤ、ニュル24時間レース前哨戦で「プロクセス」装着車が1-2フィニッシュ達成

by 編集部:塩谷公邦

2024年4月17日 発表

トーヨータイヤの参戦マシン「TOYOTA GR Supra GT4 EVO」

TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は4月17日、ドイツ・ニュルブルクリンクで4月13日(現地時間)に開催された「ADAC 24h Nürburgring Qualifiers」第1レースにて、「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を装着した「TOYOTA GR Supra GT4 EVO」2台がSP10クラスで優勝、準優勝を遂げたと発表した。

トーヨータイヤは、レーシングチーム“Ring Racing”協力のもと「TOYO TIRES with Ring Racing」として、ニュルブルクリンク24時間耐久レースおよびNLS耐久シリーズに参戦中。

ADAC 24h Nürburgring Qualifiersは、5月30日~6月2日にかけて開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースの前哨戦に位置づけられていて、前回のNLSシリーズ第1戦・第2戦に続き、SP10クラスに170号車(アンドレアス・ギュルデン選手、ティム・サンドラー選手、マルク・ヘネリッチ選手)、171号車(木下隆之選手、ミハエル・ティシュナー選手、ハイコ・テンゲス選手)と、2台のTOYOTA GR Supra GT4 EVOにサステナブル素材を採用したタイヤ「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を履いて出走している。

第1レースは、170号車が予選クラス4位、171号車が予選クラス7位というポジションから決勝に臨み、170号車が首位、171号車は2位に浮上、そのままワンツーフィニッシュを達成。また、翌日に開催された第2レースでは、170号車がリタイヤとなったものの、171号車は決勝で快走し、2位でフィニッシュした。

SP10クラスの第1レースと第2レースのトロフィー

TOYO TIRES with Ring Racingのウヴェ・クリーン監督は、「第1レースでワンツーフィニッシュを果たし、24時間耐久レースの前哨戦として最高の結果を得られました。第2レースは車両のトラブルにも見舞われましたが、171号車が2位と健闘してくれました。これまでのレースでPROXES Slicksは存分にパフォーマンスを発揮しています。24時間耐久レースの本戦は今シーズンの中でもっとも重要なレースであり、今回のレースで見つかった課題を解決して、万全な体制で臨みます」と決意を述べている。

ニュルブルクリンク24時間耐久レースは5月30日~6月2日に行なわれる

© 株式会社インプレス