日経平均は「今年最大」の下落幅…1,011.35円安の37,068.35円で取引終了。指数下落を主導した銘柄の共通点【4月19日の国内株式市場概況】

2024年4月19日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

4月19日の日経平均株価は大崩れ。FRBのタカ派姿勢や中東の地政学リスク上昇などを背景に、リスクオフの動きが強まりました。東京エレクトロン〈8035〉やアドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉といった半導体関連銘柄が主導して指数は下落幅を広げ、一時は37,000円を割り込む展開に。後場に入ると下落幅はやや縮小したものの、日経平均株価は前日比1,011.35円安の37,068.35円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが19銘柄、値下がりが206銘柄、変わらずが0銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、信越化学工業〈4063〉、ファーストリテイリング〈9983〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、第一三共〈4568〉、KDDI〈9433〉、花王〈4452〉、エーザイ〈4523〉、7&iHD〈3382〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は21億6,800万株、売買代金は5兆4,658.27億円となり、前日と比べて増加。

業種別では、鉱業、海運業、医薬品が上昇した一方、電気機器、機械、金属製品、精密機器、証券業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がさくらインターネット〈3778〉で+1,000円(+19.27%)の6,190円、2位がブロンコビリー〈3091〉で+320円(+9.04%)の3,860円、3位がウェルビー〈6556〉で+40円(+3.68%)の1,126円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がいなげや〈8182〉で-190円(-13.37%)の1,231円、2位がTOWA〈6315〉で-1,460円(-13.14%)の9,650円、3位がタツモ〈6266〉で-490円(-10.94%)の3,990円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは14銘柄、年初来安値を更新したのは306銘柄でした。

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン