無限、ホンダ・シビック・タイプR専用パーツ『グループA』を発表。新開発エアロで空力性能が大幅向上

 M-TECは4月18日、ホンダ・シビック・タイプR用の無限パーツ『Group A(グループA)』を発表。同製品の販売を19日(金)より全国のHonda Carsおよび無限パーツ取扱店にて、順次開始するとアナウンスした。

“エクストリームR”をコンセプトに開発が行われるFL5型シビック・タイプR用の無限パーツは、「究極のTYPE R」を実現すべく、無限のレーシングスピリットと長年のモータースポーツ参戦によって蓄積されたノウハウが注ぎ込まれたカスタムパーツだ。

 今回登場した“グループA”は、2021~22年の全日本スーパーフォーミュラ選手権2連覇チャンピオンである野尻智紀が開発ドライバーを務めるプロジェクトを経て誕生した新パーツ群。外装のエアロパーツや足回り、インテリアパーツなどが設定されている。

 フロントアンダースポイラーをはじめ、ベルリナブラック塗装のサイドガーニッシュ、リヤアンダースポイラー、可変式リヤウイングなどのエアロパーツは、CFD解析や風洞試験、走行テストを行いながら開発が進められ、これを装着することで標準車との比較でダウンフォースを25パーセント増加させることができる。同時にロー&ワイドを強調し、迫力あるスタイリングを実現させる。

 ハンドリングに直結する足回りでは、標準アルミホイールに対して4本1セットあたり10kg減となる専用設計の19インチ鍛造アルミホイール『FR10』をBBS社と共同開発。高強度素材を用いたレーシングナット、レーシングロックナットも新たに発売される。さらに、上質な乗り心地の実現と操縦安定性の向上が見込まれるパフォーマンスダンパーをシビック・タイプRに最適化させたものが新たに設定された。

 インテリアでは軽量で高いホールド性を実現するフルバケットシート『MS-C』を運転席と助手席の両方に設定。このほか車内をスポーティな演出するカーボンセンターコンソールパネル、アルカンターラ・シフトノブが用意されている。

 これらの製品の発売時期は4月19日から9月下旬予定とパーツによって異なるため、価格とあわせて無限公式サイト(https://www.mugen-power.com/automobile/products/CIVICTYPE-R_FL5/)を確認してほしい。

 なお、M-TECではLEDテールライトやスポーツステアリングホイール、スポーツエキゾーストシステム、“CIVIC TYPE R Group B”など今年1月に幕張メッセで開催された『東京オートサロン2024』の会場で展示されたパーツの開発を継続しており、今後これらのカスタムパーツについてもアナウンスが予定されている。

インテリアパーツのカーボンセンターコンソールパネルとアルカンターラシフトノブ
専用設計の19インチ鍛造アルミホイール『FR10』はBBS社と共同開発品。カラーはダイヤモンドブラックが採用された
リヤウイングは走行ステージによって最適な空力性能を発揮する可変式ウイングを採用。翼端板をドライカーボン製とすることで軽量化に貢献している

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