釧路地検に道内勤務経験豊富加藤検事正着任 知床・観光船沈没事故に並々ならぬ思い「真相解明」

北海道・釧路地検は2024年4月19日、加藤匡倫検事正(56)の着任会見を開きました。

加藤検事正は、まもなく2年を迎える知床の観光船沈没事故について問われ「遺族や被害者家族の事を思うと心が痛む。真相を解明し、見合った処罰を与えられるよう捜査にあたりたい」と述べました。

さらに「弱い人を助けたいと司法の道を志した。適正な捜査と処罰で信頼を得ることが大事」と検事正としての意気込みを語りました。

加藤検事正は、札幌地検の次席検事だった2022年に知床の事故が発生し、思いは強いといいます。

釧路地検は2011年に次席検事として着任して以来2回目で、雪の中で舞う美しいタンチョウなど、豊かな自然に魅せられ、写真撮影が趣味になったと話しました。

加藤検事正は名古屋大学法学部卒業後、首都圏や地元愛知のほか札幌、函館、釧路の各地検で勤務し道内の経験も豊富です。

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