ATTO社、Thunderbolt 5に対応したThunderLinkアダプターをNAB Show 2024で展示[NAB2024]

ATTO Technology社は、4月14日から17日まで米国ラスベガスのコンベンションセンターで開催された「NAB Show 2024」に出展した。

注目すべき展示製品は、最近Intelが発表した画期的なThunderbolt 5テクノロジーを活用した、ATTO ThunderLinkアダプターの各モデルだ。これらのアダプターは、4K、8K、VR などの演算負荷が大きい用途に応える、パフォーマンスと柔軟性を提供する。Thunderbolt 5対応製品に関するATTO社のロードマップと、ATTO製品がどのようにワークフロー強化に役立つのかを披露した。

さらに、ATTO Technology社は、SASテープドライブを既存のEthernetネットワークにシームレスに接続するソリューションとして、使いやすくコスト効率の高いブリッジ製品「XstreamCORE 8100T」を発表。8100Tは、純粋なSASアーキテクチャの制限を取り除き、バックアップおよびリカバリープロセスを合理化する。パフォーマンスと管理機能の向上に加え、遠距離でも簡単にテープアーカイブを共有できるという。

また、調整、監視、分析ソフトウェア「ATTO 360」の強化をはじめとする、FastFrame SmartNICの重要なアップデートも、今回の展示ハイライトの1つだとしている。このアプリケーションの機能強化により、Ethernetネットワーク上で複数のホストおよびストレージシステムを同時に管理可能。シンプルな設定で、ワークフローを効率化できるという。

今後の展望として、24Gb/s SAS や PCIe Gen5 などの新興規格が、ポストプロダクション環境のデータ移行に与える影響について紹介する予定という。このようなテクノロジーの進歩は、アクセス時間の短縮とさらなる低遅延を実現する。これにより、スタジオはプロジェクトを迅速に遂行できるため、ビジネスの成長に繋がるとしている。

ATTO Technology社、社長兼CEOのTim Klein氏は次のようにコメントしている。

Klein氏:NAB Show 2024で、当社の最新製品と開発の取り組みについて発表できたことを、嬉しく思います。コンテンツ制作者やメディアを扱うプロの制作現場では、スタジオおよび撮影現場で、幾多の技術的な障壁に直面しています。当社の最新製品および将来の製品は、そうした課題を解決します。

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