羽田発の旅客機 着陸寸前に対地接近警報装置が作動し「ゴーアラウンド」 重大インシデントに該当するとして調査開始

4月7日に羽田空港を出発し、鳥取県境港市の米子空港に着陸しようとした航空機が、対地接近警報装置の警報が作動したため、着陸を直前に断念する、いわゆる「ゴーアラウンド」を行っていたことが分かりました。

国土交通省によりますと、4月7日午後8時20分頃に羽田空港を出発したANAウイングスの旅客機ANA389便、ボーイング737-800型が、鳥取県境港市の米子空港に着陸しようとしたところ、対地接近警報装置の警報が作動したため、警報に従い上昇の上、復行、いわゆる「ゴーアラウンド」を行い、午後9時34分に着陸したということです。

乗務員6人、乗客132人の計138人が乗っていましたが、けがはありませんでした。また、機体への損傷もありませんでした。

地表面や水面への衝突・接触を回避するため航空機乗組員が緊急の操作を行った事態であることから、重大インシデントに該当するとして、運輸安全委員会は19日、原因の調査を始めました。

運輸安全委員会は今回の重大インシデントを調査するため、航空事故調査官3人を担当調査官に指名しました。

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