【ソフトバンク】和田毅が二軍戦で緊急降板 倉野コーチ「珍しいことではない」

ソフトバンク・和田毅

ソフトバンク・和田毅投手(43)が19日、広島との二軍戦(タマスタ筑後)に先発して緊急降板した。4回二死一、三塁の場面で左足親指の皮がむけたために大事を取って続投回避。この日は4回途中、59球を投げて5安打、無四球、3奪三振、1失点という内容だった。

倉野チーフ投手コーチは一軍試合前練習が行われたペイペイドームで取材に応じ「投手はよくあること。軸足の方で蹴る時に負荷がかかるんで。投げていくとそういうことは起こり得る。珍しいことではない」と説明。今後については「状態を見て次の登板は決めたい。現状では何とも言えない」と見通しを語った上で「本人の状態を上げることと、こちらの評価が一致することが大事。それができて一軍のどのあたりに入れようとかの話になってくる」とも踏み込んだ。

和田は本拠地開幕戦となった今月2日のロッテ戦の登板を、左手中指のマメの影響で直前に回避していた。開幕から好調な一軍投手陣にあって、二軍での実戦を経て一軍昇格を目指す立場だが、前回10日のオリックスとの二軍戦では6回無失点の好投。順調な復活ロードを歩んでいただけに、快投連発といきたかったが、思わぬアクシデントとなった。

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