松本パルコ後利用計画が白紙に 市長「選挙の結果も…」【長野・松本市】

松本パルコ

来年2月に閉店する松本パルコの後利用について、公民連携の複合施設とする計画を断念すると松本市が発表しました。一体、何があったのでしょうか。

19日午後、急きょ開かれた松本市長の臨時記者会見。

■松本市・臥雲義尚市長
「白紙に戻るということになります」

来年2月に閉店する松本パルコ。後利用については、図書館と商業施設から成る公民連携の複合施設が検討されてきました。しかし…。

■松本市・臥雲義尚市長
「民間と行政の意思決定に至るプロセスやスピードの違い。市長選挙の経緯や結果などを踏まえ、商業施設再開と複合施設開業に向けた協議を中止せざるを得ないという旨の連絡がパルコ側からありました」

臥雲市長は、先月投開票が行われた市長選で松本パルコの後利用計画を訴えましたが、次点となった新人候補との票差は400余りと接戦になりました。この結果も、パルコ側の判断に影響を及ぼしたとみられます。

■松本市・臥雲義尚市長
「極めて残念でありますが、市民の共感と納得なくして見切り発車で進めていくことはできない」

松本の中心市街地の長期空洞化が懸念されます。

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