榛名県有林での死亡事故受け 群馬県が再発防止策を検討

4月8日に群馬県渋川市の榛名県有林で巡視作業中だった県の職員が行方不明となり、遺体で発見された事故を受け、再発防止を検討する会議が19日開かれました。

対策会議には、環境森林部内に設けられた安全対策チームをはじめ、県内に5つある各森林事務所の職員や県有林の巡視員など、あわせておよそ30人が出席しました。

この事故は4月8日、渋川市伊香保町の榛名県有林で1人で巡視作業をしていた60歳の男性職員が行方不明となり、その後、遺体で見つかったものです。

前川環境森林部長は、「巡視作業は森林の保護の根幹を担う重要な仕事ですが山には様々なリスクがあります。忌憚のないご意見をお願いします」とあいさつしました。

事故を巡っては、携帯電話の電波が届かないエリアでの連絡手段など装備にも課題があったということで、会議では巡視員から現状の装備について意見を聞くなどしたということです。

県では、聞き取りの内容も踏まえ再発防止策をまとめることにしています。

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