「後悔してもしきれない」小学校教頭を懲戒免職「代行来るから大丈夫」と話すも電話せず…送別会後に酒気帯び運転で事故 福島

福島県教育委員会は19日、3月に酒気帯び運転の疑いで逮捕された、須賀川市の小学校の教頭を懲戒免職としたと発表しました。

懲戒免職となったのは、須賀川市立第一小学校の星和明教頭(50)です。

県教育委員会によりますと、星教頭は3月27日の午後10時半すぎ、職場の送別会と二次会で飲酒をした後、酒気を帯びた状態で車を運転し、信号待ちのために停止していた車に追突するなどの事故を起こし、現行犯逮捕されました。

星教頭は、事故の前に参加した送別会でビール5、6杯とレモンサワー1杯、二次会でレモンサワー1杯、日本酒1、2合などを飲み、教頭を送ろうとした参加者に「代行が来るから大丈夫」と話していました。同僚は、教頭が電話をする姿を見ていましたが、実際には運転代行業者に連絡をしていなかったということです。

教頭は「車の中で仮眠し、眠気が覚めてすっきりした。運転できると判断した」と話しているということですが、2次会が終わったのは午後10時ごろで、事故を起こしたのは約30分後の午後10時半すぎでした。

県教委は19日付けで、星教頭を懲戒免職処分としました。

教頭は「自分に対しての甘さであり、自分を律することができなかった。酔いが覚めたと判断したのが、後悔しても後悔しきれない」と話しているということです。

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