香港国際空港、貨物取扱量で「世界で最も忙しい空港」に

香港国際空港、貨物取扱量で「世界で最も忙しい空港」に

 香港国際空港の第3滑走路。(2022年5月14日撮影、香港=新華社配信)

 【新華社香港4月19日】国際空港評議会(ACI)がこのほど発表した最新データで、香港国際空港は2023年の貨物取扱量が430万トンに達し、貨物取扱量で「世界で最も忙しい空港」に選ばれた。同空港がトップに立つのは2010年以降13回目となる。

 香港空港管理局(AAHK)の蘇沢光(そ・たくこう)局長はこれについて、抜群の効率性と世界クラスの貨物輸送サービスにより、試練に満ちた環境の中でもトップの地位を維持したことを示す特別の栄誉だと強調した。航空貨物輸送は香港物流業の成長と経済発展を支える重要な推進力であり、AAHKは引き続き航空輸送業界と力を合わせ、世界貨物輸送ハブとしての香港の競争力を一段と高めることに全力を尽くす方針も表明した。

 AAHKによると、香港国際空港は長期的なニーズに対応できる十分な輸送力を備えるため、第3滑走路の建設を進めており、供用開始後は貨物の年間処理能力が1千万トンに達する見通し。年内の完成を予定しており、完成後は3本の滑走路が同時に運用される。

 高価値で急速に成長している業務にも焦点をあてる。同空港は国際航空運送協会(IATA)が策定する各種貨物の輸送品質認証を世界で最初に全て取得した空港であり、コールドチェーン医薬品や生鮮食品、リチウムイオン電池など高価値貨物の取り扱いが可能となっている。

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