北九州市・旦過市場火災から2年 再生の道一歩ずつ

北九州市の旦過市場で起きた最初の大規模火災からきょうで丸2年です。市場の関係者と消防が合同で、火災予防を呼びかけました。

「火事から2年になります」

19日午後3時すぎ。市場の関係者と消防職員らが防火の大切さを訴えるチラシを商店街の店主らに配りました。

旦過市場は、2年前の4月19日に大規模火災が起き、その後、8月に起きた2度目の火災と合わせて87もの店舗が被災しました。

「お客はちょっと少ないかな。店が前のようにないからね」

「火災直後はショッキングな出来事だった。この1年は立ち直るために力を使う」

北九州市によりますと、仮設店舗のエリアでは約8割にあたる21区画で営業が再開されています。

また、元々あった再整備計画のうち、4階建ての商業施設は2度の大火でスケジュールが遅れたものの、今年度中の着工を目指しています。

さらに北九州市立大学の新学部を誘致し、若者たちの賑わいの場の要素を加える動きもあります。

大火災から2年。旦過市場は一歩ずつ再生の道を辿り続けています。

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