押し入れから3人の赤ちゃんの遺体「間違いないです」起訴内容を認める 死体遺棄の罪に問われている母親の初公判【香川】

今年2月、香川県高松市で集合住宅の部屋の押し入れから3人の赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、死体遺棄の罪に問われている母親の初公判が開かれました。母親は起訴内容を認めました。

死体遺棄の罪に問われているのは、高松市の風俗店従業員の母親(35)です。起訴状によりますと母親は、2018年12月上旬ごろと昨年6月下旬ごろ出産した赤ちゃんの遺体を、今年2月14日までの間、ビニール袋などに入れて自宅に放置した死体遺棄の罪に問われています。

高松地裁で開かれた初公判で母親は、「間違いないです」と起訴内容を認めました。また冒頭陳述で検察は、2人の赤ちゃんは男児で、いずれも父親が不明で、何らかの理由で死亡したのち、タオルで包まれビニール袋に入れられてクローゼットの中に放置されていたと述べました。

残る1人の死体遺棄容疑などについても捜査が進んでいて、検察では来月(5月)中旬から下旬ごろ、追起訴する予定としています。それを受けて、6月の次回公判では、追起訴審理が行われることになっています。

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