安浦町のYASUULAB スペース活用で創業応援 カフェ・オフィスの時間貸しサービス開始 横須賀市

IT技術を活用して地域で課題解決を行う拠点として2023年4月に設立されたYASUULAB(安浦町2の11の16)は、4月から1階部分をカフェなどのトライアルやオフィスとして使える時間貸しサービスを開始した。同施設は横須賀市のIT教育プロジェクト「横須賀プログラミング”夢”アカデミー」(業務委託先=(株)イトナブ)の卒業生らが運営。4月20日(土)には地域に向けたお披露目イベントが開かれる。

同施設は住宅が密集する安浦2丁目の空き家をリノベーションして設立=上写真。これまで安浦町内会館の無線LAN運用に関する助言や、住民に対するPCソフトウェアの使い方指導など若手プログラマーを中心にITに不慣れな近隣住民のサポートを行ってきた。

飲食店のお試し開業

今回新たにサービスを開始した「シェアカフェ」は、飲食店等の開業を検討している人らに向けたもので、少ない初期投資で事業を始められるのが特徴。調理器具や食器、店看板など飲食業で必要な設備が整っている。一般の飲食店で必要な各種届出は申請を済ませているため、利用者は「食品衛生責任者」の資格のみで開業が可能。一カ月間などの期間での利用が想定されている。

シェアカフェの予約がない時は「シェアオフィス」として利用を募る。個人事業主や出張で訪れた会社員などの仕事場としての利用を見込んでいる。いずれも利用料金は1時間1100円(税込)。詳細は【URL】https://yasuulab-share.jp/

お披露目イベント実施

4月20日(土)午後1時からは、地域に向けたお披露目イベントが実施される。施設の紹介やITに関する相談会のほか、シェアカフェスペースを使ったコーヒーの試飲会が行われる。参加無料で事前申し込み不要。

開業に必要な調理器具が揃えられている

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