三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開 4月27日から5月6日 横浜市青葉区

旧東慶寺仏殿

国指定名勝の三溪園=中区本牧三之谷=にある重要文化財の「旧東慶寺仏殿」と「月華(げっか)殿」の保存修理事業が完了し、建物内部の特別公開が4月27日(土)から5月6日(祝)まで行われる。

旧東慶寺仏殿は鎌倉・東慶寺から1907(明治40)年に移築された禅宗様の建物。簡素な素木を多用する禅宗様には珍しく、格式高い漆塗りの天井などが特徴。月華殿は1603(慶長8)年に京都・伏見城内に建てられたと伝えられる徳川家康ゆかりの建物。1918(大正7)年に三溪園へ移築された。

職人の技を間近で

通常は外観しか見学できないが、特別公開期間中は無料(入園料別途)で室内を見られる。襖絵、欄間などに施された職人ならではの技術を目にすることができる。特別公開は午前10時から午後4時30分(最終入園午後4時)。予約不要。混雑時は入場制限あり。入園料は900円、小中学生200円。開園は午前9時から午後5時(最終入園午後4時30分)。詳細は三溪園【電話】045・621・0635。

1918(大正7)年に移築された月華殿
月華殿の室内にある菊の透かし彫りの欄間

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