SNS上で「ホリエタカフミ」「池上彰」など有名人を名乗るアカウントからウソの投資話を持ち掛けられ、長崎県諫早市の男性が現金750万円を騙し取られる事件がありました。
全国で広がる「なりすまし広告詐欺」
長崎県内でも被害が拡大しています。
今回被害にあったのは、諫早市内に住む50代の男性会社員です。
警察によりますと、男性は3月インスタグラムに掲載された投資広告を通じて「ホリエタカフミ」「池上彰」などを名乗る複数のLINEアカウントを登録し、そこで株の購入の勧誘を受けました。
株購入のために、ニセの証券サイトを登録した男性が購入資金を指定された口座に振り込んだところ、ニセの証券サイト内に利益が出ているように表示されたことから、男性はさらに信じ込み、合計9回にわたって現金700万円を振り込みました。
男性は現金引き出し手数料として、さらに50万円を要求され、合計750万円をだまし取られました。
男性から被害届を受けた警察は、詐欺事件として捜査しています。
長崎県内ではここ数日で同様の被害が、相次いで報告されており、長崎市内の40代女性が372万円、佐世保市内の60代男性が235万円だまし取られたことがわかっています。
警察はSNSの広告を通じた投資話は詐欺を疑うよう呼びかけています。